戦略的総反攻の大爆発かちとり、勝利の大勢を確定せよ
   敗北を自認するカクマルを徹底追撃し、反革命カクマル完全打倒をかちとれ

 反革命カクマルの国家権力に依拠したK=K連合的襲撃のなかで、旧来のブルジョア印刷所に依拠した機関紙体制を革命的に克服し、独力発行をかちとるべくすすめられていたたたかいの結果として、『前進』の復刊は力強く宣言された。本稿は、復刊準備第一号としてその予告を宣したものである。
 
 
 全国の同志諸君!すべての戦闘的労働者人民諸君!二重対峙・対カクマル戦の歴史的勝利、反革命カクマルの完全打倒にむかって、われわれの戦略的総反攻は、怒濤の勝利的大進撃をつづけている。
 わが革共同を先頭とする戦闘的労働者人民は、革共同政治局の全一的な指導のもとに、うって一丸となって総決起し、革命的進攻精神をもって休むことなく重層的な攻勢を展開し、緒戦の段階において、はやくも重大な戦果をつぎつぎともぎりとった。いまや戦略的総反攻の大号令は、圧倒的 に物質化し、戦局全体をがっちりととらえつくしているのである。
 他方、われわれの戦略的総反攻の怒涛の勝利的大進撃のまえに圧倒され、完全に消耗してしまった反革命カクマルは、戦局全体を打開する方策をまったくうしなってしまっており、気休めのためのかぼそい絶望的抵抗をときおりこころみながらも、自滅の道にむかってただひたすら敗走をつづけるだけである。今日かれらになしうることといえば、かれらの軍事的、政治的な大敗北を支離滅裂な「謀略」論ですりかえ的になぐさめるか、それとも、前川のように「痛いぞ!中核」と許しをもとめて泣きわめくことだけである。いなそれどころか、いまや反革命カクマルのもっとも卑劣な頭目、クロカンこと黒田寛一のごときは、反革命通信三三六号三面論文において、ついに反革命カクマルの「基礎そのものが弱体であり、しかも労働者人民から孤立している」ことをはっきりと自認するにいたったのである。
 「謀略」論というかたちをとって事実上の敗北宣言をうちだしていたカクマルの指導部は、ここにおよんで、ついに公然と敗北宣言を口にするにいたったのである。
 全国の同志諸君! すべての戦闘的労働者人民諸君! 二重対峙・対カクマル戦における革命の側の圧倒的優勢は、もはや、なんぴとの手によってもくつがえすことのできぬ不動の唯物論的事実である。
 いまや、われわれに残された任務は、確固たる勝利の展望にふまえて戦略的総反攻を徹底的におしすすめ、反革命カクマルを一日もはやく完全打倒することである。
 ときあたかも内外の情勢は、わが革命的左翼の大飛躍の条件を日に日に成熟させはじめている。戦後世界体制の解体的危機とそのもとでの日帝の体制的危機の深まり、日帝のアジア侵略と侵略体制、政治反動と生活危機の強まり、こうした帝国主義の危機と攻撃にたいする労働者人民のたたかいの永続的な高まりは、わが革共同の基本戦略と戦略的総路線の正しさをますますあきらかなものにしている。
 われわれは、日帝権力の破防法弾圧の政治、K=K連合政策とそのもとでの反革命カクマルの白色襲撃を断固としてうちやぶり、七〇年代階級闘争の革命的、内乱的、武装的な発展の前衛部隊としての階級的役割をがっちりと担いきるときがやってきたのである。
 わが革共同とそれを先頭とする戦闘的労働者人民の革命的前途は、われわれの戦略的総反攻の怒涛の勝利的大進撃、そのもとでの政治闘争、経済闘争の圧倒的な高揚の道をとおして、いまや、壮大な展望と地平をきりひらきはじめたのである。
 いまこそ、すべての同志、すべての戦闘的労働者人民は、持てるあらゆる力をつくして総決起し、この壮大な歴史的勝利の展望を確実にわがものとするときである。
 全国の同志諸君! すべての戦闘的労働者人民諸君!
 われわれの戦略的総反攻の怒涛の勝利的大進撃と、それを基礎とした七〇年代中期の政治闘争、経済闘争の戦闘的、革命的な大高揚の展望のつよまりをとおして、いまや、わが革命的共産主義運動は新たな飛躍の時代をむかえようとしている。
 わが革共同を先頭とする戦闘的労働者人民は、創成期における苦闘とその勝利を基礎として、羽田を突破口とした激動の五ヵ年、七〇年安保・沖縄をめぐる二つの十一月決戦に突入し、重大な階級的勝利をかちとった。
 また、わが革共同を先頭とした戦闘的労働者人民は、二つの十一月決戦の勝利にたいする反動として登場した日帝の破防法弾圧、K=K連合政策とそのもとでの反革命カクマルの白色襲撃の路線にたいして革命的に対峙し、まさに七〇年代革命の存亡をかけたものとして不屈のたたかいをおしすすめてきた。
 そして今日、われわれの戦略的総反攻の怒涛の勝利的大進撃をとおして、K=K連合政策粉砕、反革命カクマル完全打倒の展望をがっちりとうちかため、また、そのことをとおして、七〇年代革命の最短のコース、七〇年代階級闘争の革命的、内乱的、武装的な発展の前衛部隊としての階級的役割をしっかりとにぎりしめたのである。
 われわれは、いまこそ、いっそう熾烈に革命闘争と革命党建設の基礎をなすものとしての二重対峙・対カクマル戦の勝利的前進をおしすすめ、その堅実な基礎のうえに、革命闘争と革命党建設の全面的な発展をかちとっていかなくてはならない。怒涛のごとく前進する戦略的総反攻をさらに徹底的に爆発させ、七四年暮をまたず、できるだけ早い時期に勝利の大勢を決することは、それゆえ、われわれの当面する任務のなかでももっとも重要なものとなるのである。
 以上の立場にふまえて、当面する情勢の基本的な特徴点を、主要に戦略的総反攻との関連において確認するならば、それはおおよそつぎのようなものとなるであろう。
 
 戦略的総反攻下の当面する情勢の特徴点
 
 当面する情勢を規定している第一の確認点は、戦後世界体制の解体的危機とそのもとでの日帝の体制的危機のいっそうの深まり、日帝のアジア侵略と侵略体制、政治反動と搾取・収奪の攻撃の強まりと、それにたいする労働者人民のたたかいの永続的な高まりのなかで、階級闘争の革命的、内乱的、武装的な発展がますます不可避となっており、その過程をとおして、二重対峙・対カクマル戦の革命的、階級的な意義と役割がますます鮮明となっていることである。
 多くの機会に指摘してきたように、われわれの二重対峙・対カクマル戦は、もともと激動の五ヵ年、二つの十一月決戦勝利のたたかいを継続するものであり、それを内乱的に発展させたものである。それゆえ、日帝の破防法弾圧の政治、K=K連合政策とそのもとでの反革命カクマルの白色襲撃の路線をぶちやぶり、二重対峙・対カクマル戦の歴史的勝利をかちとることは、七〇年安保・沖縄闘争の大爆発を真に担いぬいた革命党派の存亡をかけた不可避のたたかいである。同時にまた、それは、今日の階級情勢、七〇年代中期の政治闘争、経済闘争の大高揚の成否をかけた、もっとも前衛的なたたかいである。まさに、この歴史的激闘において革命の側が勝利するかいなかによって、七〇年代階級闘争の基本的動向は決せられようとしているのである。
 一九七一年の十二・四反革命以来、日帝権力の走狗となってK=K連合の一翼をしめ、白色襲撃の反階級的凶行をくりかえしてきた反革命カクマルどもは、今日、かれらの底なしの大敗走のなかで完全に錯乱状態におちいり、みずからの敗北をすりかえ的になぐさめるために、あろうことか中核派を「権力の手先」などと中傷し、支離滅裂な「謀略」論を泣きわめいている。しかし、かれらがどのように錯乱的言辞をろうしようとも、かれらが一九七一年以来はたしてきた反階級的行為をけっしてうち消すことはできない。だからこそ、全国の戦闘的労働者人民は、二重対峙・対カクマル戦を共同の正義のたたかいとみなし、その歴史的勝利をとおして七〇年代中期の大高揚の道をきりひらこうとしているのである。
 当面する情勢を規定している第二の確認点は、われわれの戦略的総反攻の怒涛の勝利的大進撃をとおして、二重対峙・対カクマル戦の歴史的勝利の大勢が決せられつつあることである。
 辻、正田同志を虐殺することによってK=K連合への血盟をちかった反革命カクマルにたいし、わが革共同を先頭とする戦闘的労働者人民は、断固として不屈のたたかいをおしすすめ、一九七四年夏の第一の十日間戦争の完全勝利を突破口に、ついに戦略的総反攻の段階に突入した。
 九・一九こぶし、九・二〇大経大、九・二三前川、九・二六神保町の連続的大勝利を頂点とする九月決戦の完全勝利、まさに戦略的総反攻の面目にかけてもぎりとったこの勝利にふまえ、いままた、九・二九群馬潜入分子小鹿、十・一広島「県委員長」清水とその防衛隊=戸田工業カクマル三名、十・三高橋同志虐殺首謀者山崎洋一、十・七北海道幹部久井、十・七敗残JAC・日大幹部大森、十・一二近大呉の田村、十・一七中国地方担当POB森滝とSOB嘉山の頭上に徹底的な鉄槌をうちおろし、十・八には大阪道頓堀において関西JAC二〇名を捕捉し撃滅するなど、十月大攻勢の猛然たる重爆撃が敗走する反革命分子の頭上に炸裂しつづけているのである。
 われわれは、さらに巨大な戦略的重爆撃をそう遠くない将来に、満を持して敵の頭上にたたきつけるであろう。文字どおり反革命カクマルの脳天に鉄槌がうちこまれる日がやってくるのである。
 いまや、われわれの戦略的総反攻は圧倒的に物質化しており、いかなる勢力によってもけっしてくつがえしえない唯物論的現実となっている。われわれは、いちだんと加速的に進行する力関係の革命的変動をますます力強くおしすすめ、戦略的総反攻の勝利の大勢をいっそう確実なものにしていくであろう。
 ところで、このような唯物論的な現実のなかで、まったくあわれな惨状を呈しているのが、かの反革命カクマルの卑劣漢どもである。かつての尊大なポーズも、いまは昔の話となり、今日では支離滅裂な「謀略」論づくりに、ただただなぐさめをみいだすだけである。警視庁へのスパイ志願者としての反階級的罪状をもつ黒田にいたっては、ついに反革命の側の圧倒的劣勢を自認し、反革命そのものの政治的、組織的基礎の弱体ぶりを泣き泣き告白するにいたり、はやくも逃亡の準備にとりかかりはじめたのである。
 それゆえ、われわれは、敗北的事態に追いつめられた反革命分子が、その破局を戦略的に打開する方策のなさの結果とはいえ、自滅的な殺人行為にはしり、高橋範行、中山久夫、佐藤和男の三名の同志を虐殺した反階級的暴挙を絶対に許すことはできない。反革命の卑劣漢どもが、みずからなした行為になにひとつ責任をもつことができず、その結果にどのように動転し、消耗しようとも、それは身からでたサビというものである。
 われわれは、高橋同志虐殺糾弾戦争、産別戦争の完全勝利にはっきりふまえつつ、虐殺の首謀者とその下手人JACの壊滅にむかって全面的な総攻撃をくわえるであろう。かくして、歴史は、三同志への絶望的虐殺行為が、反革命カクマルの自滅行為以外のなにものでもなかったことを証明するであろう。
 当面する情勢を規定している第三の確認点は、二重対峙・対カクマル戦の歴史的前進、われわれの戦略的総反攻の怒涛の勝利的大前進によって、狭山、安保を先頭とした武装せる政治戦が七〇年代中期の大高揚の戦略的基軸としてぐんぐん発展しはじめたことである。狭山九月決戦の全人民的高揚は、まさに、狭山闘争、部落解放運動が、七〇年代階級闘争の重大な戦略的発展基軸のひとつをなすことを実践的にあきらかにした。狭山差別裁判を徹底糾弾し、無実の石川一雄氏を即時奪還するたたかいは、まさに日帝・国家権力の根幹をゆさぶるものとしてせまりはじめたのである。
 フォード米大統領の訪日阻止を契機として、安保闘争が、六〇年、七〇年を上まわる全人民的な政治課題となろうとしている。戦後世界体制の解体的危機と、そのもとでの日帝の体制的危機のいっそうの深まりのなかで、核安保としての日米安保の現実を維持、強化、再編し、アジア侵略にむかっての日米安保体制の決定的強化、日帝の侵略的役割の飛躍的強化をおしすすめるものとして、フォード米大統領の訪日は策動されているのである。だが、このような帝国主義的策動は、かならずや新しい安保闘争、七〇年代安保・日韓闘争の歴史的大高揚をうみださずにはおかないであろう。
 われわれの戦略的総反攻の怒涛の勝利的大進撃は、七〇年代中期の政治闘争、経済闘争の革命的、戦闘的な大高揚を決定的にうながす条件となっている。戦局の前進は、戦略的総反攻のもとでの武装政治戦の大高揚というわれわれの命題の正当性と有効性をくもりなく照らしだす過程となるであろう。
 当面する情勢を規定している第四の確認点は、われわれの戦略的総反攻の怒涛の勝利的大進撃のもとで、戦争の政治的、組織的な基礎の飛躍的な強化、内乱・内戦――蜂起をめざす革命闘争と革命党建設の全面的な発展がいちだんとすすみはじめたことである。
 黒田自身の陰謀政治家的な体質に規定されて、プロレタリア的政治の展開を個人的策謀の葛藤としてしか理解しえない反革命カクマルどもは、まったく愚劣にも「本多=政治闘争」「清水=対カクマル戦争」などという低水準のレッテル貼りをもって、われわれのたたかいに見当はずれな分析をくわえ、満天下の物笑いとなっている。
 しかし、かれらの支離滅裂な分析なるもの? とはまったく逆に、われわれの基本路線は、ゆるぎない原則性と系統性をもって組織的な実践にうつされているのである。二重対峙・対カクマル戦を基軸として、内乱・内戦――蜂起をめざす革命闘争と革命党建設の堅実で、全面的な発展をかちとる、というわれわれの当面する中期的コースは、戦略的総反攻のもとでますます輝きをましているのである。
 それゆえ、われわれにとっては、二重対時・対カクマル戦と武装せる政治戦とは、前者を絶対的な基礎にしつつ統一的に展開されていくものであり、黒田が理解したがっているように、闘争の独自的領域と指導的個性を実体的に結びつけることは、まったく愚劣な誤りである。革共同から逃亡以降一二年になろうというのに、いまだにわが革共同政治局への劣等感とせん望をすてきれないでいる卑劣漢黒田ならではの低水準な的はずれである。
 だからこそ、かれらはかの傑作なデタラメがどうにも辻つまがあわなくなると、「失脚」やら「内閣交替」やらをつぎつぎと発明せざるをえなくなるのである。どうやら、わが反革命分子どもは、デマゴギーをあまり粗雑に製造しすぎて、自分自身がその中毒にかかってしまい、ついにわれわれを科学的に分析する構えも能力も失ってしまったようである。
 当面する情勢を規定している第五の確認点は、われわれの戦略的総反攻が怒涛の勝利的大進撃をつづけ、勝利の大勢を確実にわが手にしつつあるとはいえ、われわれは、敵の一定の抵抗力、反撃力をいまだに完全に粉砕しきってはいないこと、あくまでも反革命カクマル完全打倒にむかって息をぬくことなくたたかいつづける過程にあることである。
 すでにあきらかなように、昨年九・二一以来の報復戦の戦略的展開、とりわけ、赤色個人テロルと積極的集団戦を縦横に駆使したわれわれの戦略的総反攻の怒涛の勝利的大進撃によって、反革命カクマルの戦闘主力は、圧倒的に衰退した。かつて尊大なポーズで白色過疎支配を謳歌していた反革命JACは、その頭目・前川を先頭に枕をならべて討ち死にし、いまでは集団戦にうったえる戦力すら残っていない。あいつぐ大敗北に消耗し、JACの基礎をなす学生カクマルは、クシの歯の抜けるように脱落者があいつぐありさまである。
 しかし、同時にまた、われわれは、敵戦闘主力が弱体化したとはいえいまだ残存していること、反革命カクマルの完全打倒はいまだなしとげられてはいないことを、はっきりと直視しなくてはならないのである。わが革共同を先頭とする戦闘的労働者人民は、ひとときも息をぬくことなく、ねずみを追う獅子のように全力をあげてたたかいつづけ、なんとしても反革命カクマルの息の根をとめるために、いまなすべきことにすべての勢力を集中しなくてはならないのである。まさに、この一点こそ、当面するわれわれのたたかいのなかで、もっとも重要な確認点である。また、この一点こそ当面する情勢の革命的進展を保障するもっとも重要な課題である。
 
 七〇年代中期高揚とわれわれの当面する任務
 
 全国の同志諸君! すべての戦闘的労働者人民諸君!
 われわれの戦略的総反攻は、いまや、怒濤の勝利的大進撃をつづけている。反革命カクマルは、敗走に敗走をつづけており、戦局を戦略的に打開する方策を完全に見失っている。いまこそ、われわれは、攻撃の手をだんじて休めず、攻めて、攻めて、攻めまくらなくてはならない。戦略的追撃戦こそ、すべての戦闘のなかでもっとも致命的な打撃を敵にあたえることができるのである。反革命カクマルに立ち直りの機会をけっしてあたえず、戦略的総反攻の面目にふさわしい攻撃をつぎつぎと敵の頭上にたたきつけ、いまこそ、戦略的総反攻の勝利の大勢を確定するときである。
 以上の観点にたって、わが革共同を先頭とする戦闘的労働者人民が当面なすべき任務はなんであろうか。
 第一の任務は、十月大攻勢の猛然たる爆発をかちとり、われわれの戦略的総反攻の勝利の大勢を決することである。
 そのためには、まず第一に反革命カクマルの積年の反階級的罪状にたいする憎悪と報復の念をますます激しくもえあがらせ、反革命カクマル完全打倒のたたかいを労働者人民の共同の正義の課題として発展させていくことである。二重対峙・対カクマル戦の不可避性とその革命的意義を全人民的に宣伝し、労働者人民の戦闘的な支持と信頼をいっそう強固にうちかためていくことである。
 第二には、反革命カクマルの完全打倒にむかって「組織としてのカクマル」の構成とその動態についての革命的な捕捉をいっそう飛躍的に発展させていくこである。九・二三前川せん滅・JAC本部粉砕のたたかいを頂点とする九月決戦――十月大攻勢のあいつぐ重大戦果は、ことごとく革命の側の調査能力の飛躍的な発展を基礎としている。
 まさに、足と眼の勝利である。われわれは、吉川文書などの戦略資料を基礎としつつ、組織的調査活動をいちだんと強化し、反革命カクマルの構成とその動態をいっそう完全にとらえつくさなくてはならない。かくして、われわれは、カクマルのいわゆる「中核にわかるはずがない」情報を的確につかみとり、満を持した攻撃を計画的、系統的にうちだしていくことができるのである。
 第三には、武装勢力の編成とその戦闘能力をいちだんと強化していくことである。中核派の比類なき革命的戦闘精神を戦略的総反攻にふさわしい戦闘力へとふだんにたかめ、組織化していくこと、四種の武装勢力をますます強化し、その重層的な攻撃力をますますたかめていくことである。かくしてわれわれはカクマルのいわゆる「中核にできるはずがない」高度な戦闘能力をつかみとり、目的にかなった的確な攻撃を、計画的、系統的にうちだしていくことができるのである。
 第四には、戦闘準備のいっそうの高度化、精密化をかちとり、しかも、戦略的構想にそった的確な攻撃を、計画的、系統的にうちだし、その重層的な総攻撃をもって「反革命カクマルの指導中枢と残存戦闘主力とを徹底的にたたきつぶすことである。敗残JAC壊滅作戦を猛然と展開することによって、敵残存主力を総崩れ状態に追いこむとともに、敵指導中枢にもっとも戦略的価値の高い攻撃を効果的な時点をとらえてたたきこまなくてはならない。
 第五には、いちだんと武装自衛の態勢をつよめ、警戒心をふだんにたかめ、敵にかぼそい襲撃策動の機会をだんじてあたえてはならないことにある。いまや、カクマルは、その深刻な戦局を戦略的に打開しうる方策をなにひとつもっていない。かれらになしうることは、「謀略」や「基礎の弱さ」を嘆きかなしむか、「対峙」の仮構をとりつくろうための、勝算のない自滅的な、散発的な襲撃行為を、ときおり衝動的にこころみるだけのことである。それゆえ、われわれは、圧倒的優位者のおごりから警戒心や計画性を失い、敵の策動に不用意なスキをつくり、立ち直りの機会をあたえることを、徹底的に避けなくてはならないのである。
 第二の任務は、戦略的総反攻の怒涛の勝利的大進撃を基礎として、武装せる政治戦の圧倒的な高揚をかちとることである。
 十・三一狭山「死刑判決」策動粉砕のたたかい、十一・一八フォード米大統領訪日阻止、安保粉砕・日帝打倒のたたかいの大高揚をかちとることは、なかでもとりわけ重要である。われわれは、日帝・国家権力の弾圧、反革命カクマルの白色襲撃にたいし、断固として集会・デモとその結集・解散の過程を武装自衛しつつ、政治闘争そのものの圧倒的な大高揚をかちとり、中期大高揚の展望をしっかりとたぐりよせていかなくてはならないのである。
 第三の任務は、革命党建設の独自のたたかいを基軸として、戦争の政治的、組織的基礎をいちだんと強化・発展させていくことである。
 戦略的総反攻の怒涛の勝利的大進撃の真只中において、われわれは、党建設の独自的たたかいをたゆみなくおしすすめていかなくてはならない。とりわけ、われわれは、三全総以来の一二年間のたたかいをとおして、わが革共同の革命的骨格を形成してきた地区党組織を国家権力の弾圧、反革命カクマルの白色襲撃からまもりぬき、いちだんと強力な組織体にそだてあげていかなくてはならない。
 また、われわれは、集中的な弾圧によって重大な打撃をうけながらも不屈の持久戦をたたかいぬき、学生運動の革命的再興にむかってじりじりと政治的・組織的力量を上昇させつつあるわが学生戦線のいっそうの前進をかちとっていかなくてはならない。法政大学の不抜の拠点化を断固としておしすすめ、それを基礎として学生運動全体の飛躍的発展をなしとげることこそ、その当面する最大の任務である。
 第四の任務は、前進社第二ビル建設の壮大な事業をひきつぎ、武装し自立した革命的印刷所の建設、武装し自立した機関紙体制の建設を基礎として、『前進』の復刊をかちとることである。
 ブルジョア印刷所に依拠した従来の方針を断固として克服し、独自の力に基礎をもった機関紙発行の態勢づくりのたたかいは、今春以来の週刊『革共同通信』、月刊『武装』のたたかいを基礎として、いまや重大な飛躍をかちとろうとしているのである。
 わが革命的共産主義運動の壮大な飛躍の時代をつげしらせるものとして、わが革命的週刊政治新聞『前進』は、近く不死鳥のごとくはばたきはじめ、日帝・国家権力とその走狗・反革命カクマルにたいする強大な闘争の武器となって発展するであろう。ここに革命的胎動を開始した『前進』復刊準備号は、そのもっとも明確な保証である。
 十月大攻勢の猛然たる爆発で、戦略的総反攻の勝利の大勢を確定せよ!
 反革命の指導中枢と残存JACに、壊滅的打撃を計画的、系統的にたたきつけろ!
 空前の大動員かちとり、日帝・寺尾体制(寺尾=カクマル連合)の十・三一狭山「死刑判決」策動を粉砕せよ!
 十一・一八フォード訪日阻止! 新しい安保闘争、七〇年代安保・日韓闘争の大高揚にむかって前進せよ!
 三里塚空港粉砕! 鉄塔死守!
 革命的週刊政治新聞『前進』の復刊かちとれ!
 武装し、自立した革命的印刷所の建設万才!
 武装し、戦う革共同に栄えあれ!
 
  (一九七四年十月一八日)
  (『前進』復刊準備号1 一九七四年十月二四日に掲載)